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「キング・オブ・キングス」 [アイテム紹介]

ナポレオンを扱ったDVD「キング・オブ・キングス」を観ましたので、紹介いたします。ナポレオンを扱ったものはたくさんありそうであまり見かけないので、貴重な一本だと思います。

どうやら前半・後半の2巻に別れている作品のようで、前半はアイラウの戦い(イエナの戦いの後らしいです)までが描かれています。フランス革命は描かれておらず、象徴的なシーンを中心に、個人的な側面も含めてナポレオンを描いていった作品でした。

ナポレオンというと戦争のイメージで、確かに本作品でも戦争は描かれていますが、どちらかというと政治家の駆け引き(正統主義のタレーランがなかなか怪人物)や、ナポレオンの恋などに重点が置かれているような気がします。服装も素敵でしたよ。

テンポはやや速い感じです。教科書で予習しておくとより楽しめると思います。

・ タレーランが名参謀といった雰囲気でgood.
・ ナポレオンが人間的に描かれていてgood
・ 戦術等はあまり描かれていないような気が・・・。
・ ところどころ地図が出てきて助かります。

思うところは、そのようなところでした。



キング・オブ・キングス EPISODE 1 皇帝誕生 [DVD]

キング・オブ・キングス EPISODE 1 皇帝誕生 [DVD]

  • 出版社/メーカー: パンド
  • メディア: DVD



ごっそりごっそりDVDを売っていた [アイテム紹介]

たまたまDVDレンタルショップにいきましたところ、レンタル落ちDVD多数を300円にて販売していました。棚を見てみると、世界史関係のDVDがたくさんありました。ということで、5枚一気に買ってしまいました。1500円です。

フンフンフン人.jpg

下段いちばん右の『三国志』は無論中国の三国時代を描いたものですが、蜀の武将趙雲が主役のようです。下段左の作品はなんとゲルマン人の移動を引き起こしたフン人の王アッティラを主役にしたという意外な作品です。おそらく、戦いを描きたいがための舞台設定なのでしょう。そういえば『ナイト・ミュージアム』にもアッティラが出ていましたね。上段右はナポレオンを描いた作品。運がよければ授業でみたい作品です。上段左は話題の『レ・ミゼラブル』ただし1990年代のヴァージョン。

そろそろ春休みが近づいてきています。授業の準備はもちろんですが、それ以外にもいろいろな本を読んだり、映画を観たりしていきたいと思います。触れた作品はできるだけブログでも紹介して、皆様と情報を共有して行きたいと思っています。

ひとちがい [アイテム紹介]

面白いキャンディーを見つけました。

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ぱっと見たとき、このおじ様(お兄様?)の顔と名前「モカティン」が下の写真のように見えました。

201303012007000.jpgレーンプールの古典的大作『サラディン』

このお方はイスラームの英雄サラディンです。顔といい、モカティンとサラディンという名前といい、似ているような気がしました。

ルマンドがあったけれど、チョコを買った [アイテム紹介]

食品店をぐるぐる見て周ると、かなり地理の勉強になるのですが(どのような作物があるか、どのようなところから輸入されているかなどが結構よくわかります)、今回私が紹介したいのはチョコレートです。おいしいのはもちろんですが、そういう意味で紹介したいわけではありません・・・。

フェアトレード.jpg

これは、今年のセンター現社にも登場したフェアトレードのチョコレート。フェアトレードとは、「発展途上国」などの作物を正当な値段で貿易することを通して、その国の人々の生活を支援していくという貿易のあり方です。このパッケージを見てもわかるように、フェアトレード商品は身近なところにあります。プランテーション作物の関係上、チョコやコーヒーなどの嗜好品によく見られますが、木彫りのスタンプなどもあります。

エイブラハ アグロ.jpg

こちらはあまり聞いたことの無い言葉かもしれませんが、「アグロフォレストリー」によるチョコです。アグロフォレストリーとは、木と草本植物、家畜などを一緒に育てることで、生物多様性を保護していこうという考え方の農業です。現社に登場するかどうかはかなり微妙な用語ですが、「人間のための環境保護」だけでなく「生態系そのものに価値がある」という考えも知っておくとよいでしょう。

お菓子を買うときに、こういった商品に目を向けてみるのもよいかもしれませんね。パッケージ包装は、結構現社や地理のねたになるものも多いです。ぜひ面白いものを発見してください。

500円は強い [アイテム紹介]

先日、シェイクスピアDVD10枚組みが1980円で、コスミック出版から発売された、という記事を書いたと思います。明日の授業では、ヘンリィ5世とジャンヌ・ダーク(イングリット=バークマンの方)を観ようと思っています。前者では百年戦争の様子の一部を、後者ではみんなだいすきジャンヌ=ダルクについてみていきたいと思っています。

それらを出版しているコスミック出版のウェブページを見ていたら、世界史系のものが9月に新たに出ることを発見しました。今日はそれらを紹介します。もちろんまだ販売されていません。

・『アドルフ・ヒトラー 知られざる真実』
インタビューをもとに、自殺の様子などを含めてヒトラーの実像に迫る作品とのこと。『意志の勝利』はできすぎているがゆえに授業で使うのがためらわれる作品でありますが、こちらはどうでしょうか?

・『実録 中国共産党』
アメリカが作った、というところを見逃してはいけないが、貴重な資料となるかもしれない。どうも義和団事件の頃から扱っているようで、範囲の広さも魅力でしょうか?

ちなみに値段はいずれも500円とのこと。すごいなぁ。

以下にウェブページを乗せておきます。
http://www.cosmicpub.com//dvd.html

削って、削って、削る [アイテム紹介]

久しぶりに行った某100円ショップで、以下のようなものを見つけた。201206231646000.jpg

砂の塊を削ると、中からミニチュアの武器が登場するらしい。スパルタクスの剣、ヴァイキングのオノ、アーサー王のエクスカリバー、カール大帝は配下騎士ローランのデュランダルなど豪華なラインナップである。早速買って、箱をオープン。

こんなものが入っていた。
201206231647000.jpg

早速削っていくと、何かが見えた。
201206231652000.jpg

どんどん削ると・・・剣っぽいぞ。

201206231657000.jpg

そしてついに・・・結構時間がかかったが・・・発掘完了だ。これはアーサー王の剣、エクスカリバーだった。

201206231700000.jpg

今度皆さんにもお持ちしよう。


赤壁の水上に英傑集結す [アイテム紹介]

だいぶ前の記事で100円ショップの諸葛孔明人形を紹介した。実は他にも高齢者にして弓の名手の「黄忠」の人形や、カラフルヴァージョンもあるのだが、最近店で見かけない。(といいますか、身近な100円ショップがひとつつぶれたということもある)。

赤壁に臨む.jpg

今回は『三国志魂』を紹介したことと関連して、三国志人形をもう少し紹介します。左が張飛。戦闘力は最強クラスだが、酒に弱く、酒の上での失敗が目立つ人物です。真ん中が劉備。その人徳で多くの人に慕われた蜀の建国者です。右が諸葛孔明。『三国志演義』では、戦略・戦術を立てることのスーパーエキスパートとして描かれています。実際は作戦のスペシャリストというよりもいい腕の政治家だったとも考えられる。

この3人といえば、劉備があまりにも諸葛孔明を慕っていたために、張飛が嫉妬?しているという場面が想起される。劉備は自分と孔明の仲を「水魚の交わり」といった。水と魚という抜群の、お互い欠くことのできない関係である。

この写真の背景は、無論、赤壁をイメージしたものである。しかし、水と嫉妬の炎にも見えなくはない。

このシリーズのほかの人形も手に入れて、背景みたいなのを作ってみたいとひそかにたくらんでいます。

『天地創造』をご紹介 [アイテム紹介]

『旧約聖書』も映画になる。旧約聖書をテーマにした映画は『十戒』『ソドムとゴモラ』などいろいろあるが、今日はそれらの中から『天地創造』を紹介したいと思います。

『旧約聖書』というと、「なんだろう?」と思う方も多いと思いますが、「ノアの方舟(はこぶね)」「バベルの塔」というようなことは聴いたことがあるかもしれません。実は、それらはいずれも『旧約聖書』に描かれているお話です。

本作品『天地創造』は、そういった『旧約聖書』のエピソードをつないで映画化したものです。主なエピソードは、世界の誕生、アダムとイブ、カインの兄弟殺し、ノアの方舟、バベルの塔、ソドムとゴモラの滅亡(「酒池肉林」に満ちた町ソドムとゴモラが神に滅ぼされる)、イサクのいけにえの話し、などでした。

CG登場以前の作品ということですが、映画技術については不勉強にて言及はできません。内容は至極真面目なものですが、ノアの方舟は動物が出てきて、主役ノアの「キャラクター」もあってなかなかほのぼのとしたユーモラスな場面も見せてくれます。人類「絶滅」の話ではありますが・・・。船に乗せられた動物のうち、亀さんののんびりした動きと、それが人に持ち上げられて連れて行かれるシーンはちょっと笑ってしまいました。


多分、時間の長さからいってのあの方舟の話がメインであるような気がします。バベルの塔の迫力も、本当にエデンのようなアダムとイブの部分も素敵でしたが。

ともかく、人間は傲慢になってはいけません。自分はなんでもできると、神にでもなったかのごとく錯覚したときに、滅亡が訪れるのですね。


この作品を観たら、ぜひ岩波文庫などでも出ている『創世記』『出エジプト記』なども読んでみるとよいと思います。『新約聖書』はたとえが多く難しいところもありますが、前期2つのものは、どちらかというとストーリーですので、訳語にさえ慣れれば通読できると思います。さらにハイドンの宗教曲『天地創造』を聴いてみるのもよいかもしれません(私はハイライト版しか聴いていないけれども)。


天地創造 [DVD]

天地創造 [DVD]

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • メディア: DVD




旧約聖書 創世記 (岩波文庫)

旧約聖書 創世記 (岩波文庫)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1967/01
  • メディア: 文庫





『アレキサンダー』を観た [アイテム紹介]

今日紹介するDVDは『アレキサンダー』です。

世界史学習者の方は、おそらくご存知のはず。マケドニア王にして、東はインドにまでいたる大帝国を作り上げた人物です。世界史ではアレクサンドロス大王といわれるごとく、英雄のイメージが強い人物でしょう。

本作品では、幼少時代から死まで、アレクサンドロス大王の生涯を3時間くらいで描いています。戦争を前に、かっこいい演説をして士気を高めているシーンや、戦術を立てているシーン、部下に物品を分けているシーンなど、アッリアノスの記述にあるような、「さすがに英雄だ」というエピソードももちろんあります。子ども時代から誰も乗りこなせなかった荒馬ブケファロスを乗りこなしてしまうあたりもさすがです。

しかしこの映画では、大王の「暗部」も描かれています。部下に対して怒りをあらわにしたり、部下の妥当にも見える進言を無視したりと、名将らしからぬ部分もはっきりと描かれているのです。おそらく、英雄の偶像よりもむしろ、一人の人間としての大王を描きたかったのでしょう。

世界史ファンとしては、プトレマイオス朝のプトレマイオスが語り手となっていたり、アリストテレスが出てきて、当時彼がどんな位置づけだったのかが感じ取れたり、大王がギリシア神話(これもきわめて「人間的」な存在ですね)の神々と自分を重ねていたりと、見所がたくさんありました。

戦闘シーンは激しいです。ご注意を。


アレキサンダー 通常版 [DVD]

アレキサンダー 通常版 [DVD]

  • 出版社/メーカー: 松竹
  • メディア: DVD



DVD『十字軍』を観た [アイテム紹介]

500円DVDシリーズになっていたセシル監督の『十字軍』を観ました。授業では、最初の10分くらいを登場王の紹介としてみた作品です。

時代は「イスラームとキリスト教の戦い」といわれる十字軍の、第三回目の遠征を扱っています。最初は、イスラーム勢力によって聖地エルサレムの十字架が引き摺り下ろされ、奴隷が売られるという衝撃的なシーンから始まります(本来は、聖地を手に入れた後、イスラーム勢力は捕虜を非常に丁重に扱った)。そして、そのような惨状に対して老師が各国の王に対イスラーム軍の結成を呼びかけていきます。

その次にリチャード1世というイギリス王を中心に、軍に参加する王が紹介されます。リチャード1世は「獅子心王」とのあだ名を持つ勇猛なる人物です。本作品では豪腕の鍛冶屋を殴り負かすシーンがあります。

まあ、彼らの参加で十字軍が開始され、その後は旅中で起こったリチャード1世のロマンスや、イスラームのリーダーサラディンの描写や、両軍の戦いなどが描かれていきます。

人物などは基本的に史実に基づいていると思いますが、ドイツ王が溺死した件が描かれなかったり、ロマンスのいきさつが映画的になっていたりということはありました。個人的にはサラディンはもっとかっこよく、もっと立派でもよいのだが。

いまから70年以上前の、当然白黒の作品であるが、十字軍の持つ世俗的な側面や、ムスリム特にサラディンの寛容さなども描かれています(まあサラディンはもっと昔からそういう扱いだが)。

授業で活用するとすれば、王の紹介として使うか、当時の攻城戦の様子を示すために使うか、といったことが考えられます。白黒ではあるが、火の熱さなどは十分に伝わってくるであろう。


十字軍[DVD]

十字軍[DVD]

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: コスミック出版
  • 発売日: 2010/04
  • メディア: 単行本



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