大エルミタージュ美術館展 [展覧会などの情報]

栄駅近くの「愛知県立美術館」で開催されている、「大エルミタージュ美術館展」へ行ってきました。
エルミタージュとは「隠れ家」という意味で、そこでロマノフ朝の皇帝エカチェリーナ2世が美術に囲まれ、時には文化人を招いた、そんな場所です(1)。

今回の展覧会では、17世紀を中心に、各地の絵画を地域ごとに展覧してありました。イタリアに始まり、ネーデルラント、フランドル、スペイン、フランスなど多くの地域の絵を見ることができました。それぞれの地域や様式の差異を見比べられるのが大きな魅力です。

イタリアのヴェネツィアの様子、バロックの暗さと光、スペインのカトリック熱など見るところが多いです。教科書でみられる人物としては、レンブラント、ブリューゲル、ヴァトー、ルーベンスなど。前に静岡県立美術館に来たユベール=ロベールも2点ありました。私はアールト・ファン・デル・ネールという人の「月明かりの川の風景」という作品が印象に残りました。夜の明かりは月だけ、というのが素敵です。絵のうまさのみならず、よい景色を切り取っているなぁと。

私は王様にあこがれてはいませんが、これらに囲まれたエカチェリーナ2世はうらやましく感じます。

暑い夏に、皇帝の気分で冷房の効いた「隠れ家」にて絵画鑑賞、なんてのもいいのではないでしょうか?開催期間は9月18日までだそうです。



(1)井出洋一郎(監修)『世界の博物館 謎の収集』青春出版社、2005、pp160-1.
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富士山

ご無沙汰しております。富士山です。これで分かっていただけるのでしょうか、、、先日は◯ゅー氏と会い、このブログの話で盛り上がりました。
9月にロシアのエルミタージュに足を運びましたが作品数が多く回りきれませんでした。また歴史背景もあまり分からなかった為、勉強をしたいと思いました!
by 富士山 (2017-12-30 10:09) 

morning-trap-ice

富士山さん、お久しぶりです。ちゃんと覚えていますので、大丈夫です。は◯ゅー氏も元気そうならば、何よりです。確かに美術は見て味わうのですけど、歴史や作品背景などを知っているとまた別の味わいが出てくるでしょう。私は来年もまたいろいろな展覧会に顔を出そうと主します。今後も、よろしくお願いします。
by morning-trap-ice (2017-12-31 08:36) 

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