三重県立美術館 [展覧会などの情報]

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三重県立美術館へ行ってきました。特別展はこの時期は開催されておらず、常設展を見てきました。三重県立美術館は幻想的な作風のルドンなどの収集に力を入れているということを知ったからです。

常設展は300円で、二階部分での展示でした。日本画家の作家たちは、私は詳しく知りませんでしたが、いくつかの作品に感銘を受けました。夭折した画家野田英夫さんの「風景」という作品がその一つです。冬でしょうか、葉の落ちた木々が、二股に分かれた道を囲んでいる景色です。道の先に何があるかわからず、不安を掻き立てられます。また、坂本一道さんの位置関係が把握しずらい「バベル」という作品は、技巧的に見え、じっくり見るほど不思議な感覚が迫ってくる作品でした。トリックアート的です。

海外の作品では、前述したルドンのほか、ユトリロ、ブラマンク、ルオー、ルノワール等の作品が少しずつ展示されていました。またシャガールの青に出会えたことが大きな収穫の1つでした。

また、併設されている美術資料室もなかなかのものでした。各地の展覧会のパンフレットや閲覧用の資料がありました。なんとプリニウスの『博物誌』の翻訳本も置いてありました。

立地は、津駅から歩いて10分くらい、ほぼ1本道です。名古屋から快速みえで津駅まではだいたい1時間くらいです。

ウェブページのアドレスを貼っておきます
http://www.bunka.pref.mie.lg.jp/art-museum/index.shtm
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びじゅチューン

最近(でもないのか?)注目しているテレビ番組があります。Eテレでやっている5分間の短編の「びじゅチューン」という番組です。

いったいどんな番組なのでしょうか。

いろいろな美術作品から受けたインスピレーションに基づいて、曲をつけています。その曲(歌詞つき)が時にシュールなアニメーションとともに流されます。その後、絵の簡単な解説や発想のきっかけなどが解説されます。そして最後に、また前半と同じ曲とアニメーションが展開されます。しかし、解説後なので、見え方が変わるかもしれません。

世界史的な作品だけでなく、日本の名画、名作なども多く取り上げられています。絵画だけでなく、陶磁器、建築物なども対象になっています。

世界史系では、なぜか女神が温泉へと人々を導くという着想の「民衆を温泉に導く自由の女神」(原作はもちろんドラクロワの「民衆を導く自由の女神」)、タージ・マハルを擬人化した「LOVEタージ・マハル先輩」、ウイリアム=モリスの作品を題材にした「いちご泥棒 大脱走」などがあります。

美術史を体系的に扱ったものではありませんし、こってり解説しているわけでもありません。しかし、実際はどんな作品だろうとみてみたくなりますし、いろいろな美術に興味を持つきっかけになる番組だと思います。5分間というのも短くて、見やすい時間設定です。

放送時間は水曜日の午後7:55~8:00.Eテレです。再放送も何回かやっています。

ちなみに、この番組のDVD付の本も販売されています。

びじゅチューン! DVD BOOK

びじゅチューン! DVD BOOK

  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • メディア: DVD



番組のウェブページ
https://www4.nhk.or.jp/bijutune/

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日泰寺

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名古屋へ行ったときに、日泰寺というお寺を見てきました。

日泰寺は、その字に表れているように日本(日)とタイ(泰)の懸け橋となるようなお寺です。なんでも、タイからお釈迦様(仏陀、ガウタマ=シッダールタ)のご真骨を送られて、それをまつるために建てられたお寺のようです。

それを送ったときのタイの王が、世界史でも有名なラーマ5世(チュラロンコーン大王)なのです。このお方の像もありました。(像が象とともにあった)。

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写真にとることはできませんが、お堂の内部にも、チュラロンコーン大王に贈られたものがありました。塔や本堂もスケールの大きなお寺でした。地下鉄東山線の覚王山駅から徒歩数分です。

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ちなみに参道にはいろいろなお茶やインドカレーを味わうことができる「えいこくや」というお店もありました。
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