小泉八雲記念館

地歴教員養成講座に参加するため、静岡大学へ行ってきました。このことは前の記事に書きました。その時に寄り道した場所について、今回は書きたいと思います。

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直接的に世界史に関係あるわけではありませんので、その点はご了承ください。その場所は、焼津にある「小泉八雲記念館」です。彼はギリシアに生まれた。その時の名はラフカディオ=ハーン。のちに日本国籍を得て、小泉八雲と名乗った人物です。ろくろ首や雪女といった妖怪の名前を聞いたことがあるかもしれません。そのような話を語った『怪談』の著者として知られる人物です。

しかし、この人物が焼津に住んでいたことがあるというのは、知りませんでした。

展示室はそれほど広くはありませんが、ジオラマや実物を通して彼が頃の住んだ頃の焼津を再現したコーナーや、彼の妻への手紙などが展示されていました。彼が焼津でとても人々に愛されたのだなぁということが伝わる記念館でした。

入館料は無料で、駅から歩いて15分くらいで、バスは駅から1時間に1本くらいでした。


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地歴教員養成講座

土曜日に、静岡大学(社会学部)で行われた、「地歴教員養成講座」に参加してきました。この講座は、いろいろなテーマで定期的に開催されているようで、教員を目指す方だけでなく、現職の方や、そのほか京見のある方は、どなたでも参加できるもののようです。研究者の方の講演や、現職の方の模擬授業、学生の模擬授業など、その時によって内容は異なるようです。

今回は、静岡茶に関連する諸問題が、講演と模擬授業を通して行われました。今回の講演は、興味深い「蘭字」の世界です。蘭字とは、日本から輸出されたお茶の箱に貼られたラベルのことです。前に、フェルケール博物館の記事で紹介したものです。

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こういうものです。

何が書かれているのか、どこに輸出されたのか、などをこの蘭字を通して読み取っていくことができます。直接世界史の授業で扱うのは難しそうですが、資料の読み取りや茶の世界史、貿易の話など関連するテーマで活用できそうです。

模擬授業は、高校の先生による静岡茶の貿易をテーマにした日本史と世界史の融合型の実践でした。輸出統計を読み、増減を歴史的背景から考察したり、自分で蘭字を描いてみたりといった興味深い活動が紹介されました。グラフの重要性や生徒が表現することの大切さ、面白さを再認識できました。

参加費は無料で、お菓子が出たりもするようです。機会があったら、また行ってみたいと思います。

ウェブページのアドレスを貼っておきます
http://www.hss.shizuoka.ac.jp/shakai/history/
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