『アレキサンダー』を観た [アイテム紹介]
今日紹介するDVDは『アレキサンダー』です。
世界史学習者の方は、おそらくご存知のはず。マケドニア王にして、東はインドにまでいたる大帝国を作り上げた人物です。世界史ではアレクサンドロス大王といわれるごとく、英雄のイメージが強い人物でしょう。
本作品では、幼少時代から死まで、アレクサンドロス大王の生涯を3時間くらいで描いています。戦争を前に、かっこいい演説をして士気を高めているシーンや、戦術を立てているシーン、部下に物品を分けているシーンなど、アッリアノスの記述にあるような、「さすがに英雄だ」というエピソードももちろんあります。子ども時代から誰も乗りこなせなかった荒馬ブケファロスを乗りこなしてしまうあたりもさすがです。
しかしこの映画では、大王の「暗部」も描かれています。部下に対して怒りをあらわにしたり、部下の妥当にも見える進言を無視したりと、名将らしからぬ部分もはっきりと描かれているのです。おそらく、英雄の偶像よりもむしろ、一人の人間としての大王を描きたかったのでしょう。
世界史ファンとしては、プトレマイオス朝のプトレマイオスが語り手となっていたり、アリストテレスが出てきて、当時彼がどんな位置づけだったのかが感じ取れたり、大王がギリシア神話(これもきわめて「人間的」な存在ですね)の神々と自分を重ねていたりと、見所がたくさんありました。
戦闘シーンは激しいです。ご注意を。
世界史学習者の方は、おそらくご存知のはず。マケドニア王にして、東はインドにまでいたる大帝国を作り上げた人物です。世界史ではアレクサンドロス大王といわれるごとく、英雄のイメージが強い人物でしょう。
本作品では、幼少時代から死まで、アレクサンドロス大王の生涯を3時間くらいで描いています。戦争を前に、かっこいい演説をして士気を高めているシーンや、戦術を立てているシーン、部下に物品を分けているシーンなど、アッリアノスの記述にあるような、「さすがに英雄だ」というエピソードももちろんあります。子ども時代から誰も乗りこなせなかった荒馬ブケファロスを乗りこなしてしまうあたりもさすがです。
しかしこの映画では、大王の「暗部」も描かれています。部下に対して怒りをあらわにしたり、部下の妥当にも見える進言を無視したりと、名将らしからぬ部分もはっきりと描かれているのです。おそらく、英雄の偶像よりもむしろ、一人の人間としての大王を描きたかったのでしょう。
世界史ファンとしては、プトレマイオス朝のプトレマイオスが語り手となっていたり、アリストテレスが出てきて、当時彼がどんな位置づけだったのかが感じ取れたり、大王がギリシア神話(これもきわめて「人間的」な存在ですね)の神々と自分を重ねていたりと、見所がたくさんありました。
戦闘シーンは激しいです。ご注意を。
2012-03-30 22:01
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