センター試験世界史第2問

早速行きましょー。

問1 フランドル地方は毛織物の名産地。シャンパーニュ地方の定期市も一緒におさえておきましょう。

問2 ドイツがアフリカで支配できた国は実は少ない。そんな中の1つがカメルーンですね。カメルーンの亀は・・・。そのほかの国についても、イギリスの縦断政策とフランスの横断政策を軸におさえておきましょう。

問3 マジャール人といえばハンガリーで、イングランド征服ではありません。

問4 漢字で書くのが大変なシリーズです。金の建国者完顔阿骨打は金はカーン(金は完)と覚えておくと少なくとも頭文字はわかります。

問5 チンギス=ハンの業績は必須ですね。隊商を妨害されたことに怒り、ホラズム遠征を決行しました。ハンごとに業績を整理しておく必要があります。

問6 アンカラの戦いは出てきてほしい。場所に関しては、ティムール帝国との位置関係で考えるか、現在のトルコの都市アンカラというところから考えるか。

問7 ボンベイ・マドラス・カルカッタがイギリスの拠点。シャンデルナゴルとポンディシェリがフランスの拠点。フランスの拠点のほうが名前が長い。

問8 ヘロドトスはペルシア戦争を描いたことで有名です。もちろんギリシアvsアケメネス朝です。司馬遷の「史記」はセンターによく出る。紀伝体というところまでおさえておきましょう。

問9 プロイセンでは地主貴族をユンカーと呼びます。ビスマルクもユンカー出身です。
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センター試験世界史第1問

センター試験の問題が公開されたので、さっそく第1問目に対するコメントを記したいと思います。

問1 ベルサイユ宮殿はルイ14世。バロック式もおさえておこう。アルハンブラ宮殿は、ナスル朝の都グラナダに建てられた。イベリア半島です。

問2 トゥサン=ルーベルチュールはハイチの独立で活躍。これは過去問にも例あり。黄巾の乱が後漢末期に起こったのは三国志の基本知識ですね。指導者は太平道のボス張角ですね。

問3 17世紀というと、ヨーロッパに関しては絶対王政の時代というイメージを持っておけばよいだろう。18~19世紀初めがいろいろな市民革命の時代。

問4 朝鮮半島情勢は、日本史との関連事項といえるだろう。三国時代は、中国だけではありません。

問5 キューバ危機(対立の高まり)→日中平和友好条約(緊張緩和へ)→チェルノブイリ(社会主義勢力の衰退)を象徴しているといえる。冷戦期は、始まり、雪解け、危機、デタントと場面ごとに整理するとよいだろう。

問6 始皇帝の兵馬俑問題は過去にも類似の選択肢あり。過去問は大切であることの見本。

問7 コペルニクス(文化史)や冷戦期を含み、やや学習が手薄になったか。ポーランドといえばショパンも出してほしいが。

問8 ニュルンベルク裁判に関しては、過去に開催時期を問うた問題もあった。誤答の「レジスタンス」とは、市民による抵抗運動を指す。

問9 一国社会主義はスターリンの主張です。
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おもいついたダジャレたち [元までの中国]

センター試験の日になりました。今年も、問題が公開され、記事がまとまり次第コメントをしたいと思います。

それまでの間、最近授業に際して思いついたダジャレを載せたいと思います。そんな記事を書いて、誰のためになるかって?なりません。ためにならないものもあるほうが多分社会は豊かなのです。ちなみに分野は古代中国です。授業で言ったかは秘密です。

caution:授業中の使用は各自の責任で行ってください。


「項羽は、こううう(こういう)人です」失笑度★★
史料でみると、項羽の最後はなんかかっこいいなぁなんて思ってしまう。范増も印象深い人物です。
劉邦は酒好きで女性好きで、項羽は力強い。しかし、勝利は劉邦の手に。

「洛陽に行くのは楽よう」失笑度★★★
洛陽は後漢の都です。実際に楽かどうかはわからない。行ったらお土産はさいころ2つ。

「班長は班超」
間違ってはいない気もする。多分テストすると、1人くらい間違って書くのだろう。

「金印を叩くと、キィーンという音がする」失笑度★★★★★
これは本当に言わなければよかった。タブレットで金印の画像を見せたまでは良いのですが。でも金印は日本史と世界史のつながりを離したり考えたりする良い題材であります。

空き缶を投げつけられる前に退散するとしましょう。それではセンター試験の記事まで、ごきげんよう。









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アプリを使う3

板書を写真に撮るという話を前に書いたとおもいます。それを活用し、簡単な記録を残せるアプリを今日は紹介したいと思います。そのアプリはASUS super note です。始めから入っていたアプリです。ひらくと、写真を選んで、簡単な写真日記を書くことができます。撮影した板書の写真をえらび、題名と覚え書きなどを入れれば簡易記録が残せます。反省や改善アなどを残しておけば、授業改善にも役立つでしょう。シンプルなのですぐに記録できるのがよいです。半面、詳細な記録には、適していないともいえます。上手く他の類似アプリと使い分けると良いでしょう。
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無料で読める世界史系電子書籍(kindle) [本の紹介]

1.『ルバイヤート』(ウマル=ハイヤーム)

ルバイヤート

ルバイヤート

  • 出版社/メーカー:
  • 発売日: 2012/09/27
  • メディア: Kindle版


イスラーム世界の作品ですが、アルコールに関する意外な見解が読めたりします。無常感たっぷりです。

2.『ガリバー旅行記』(スウィフト)

ガリバー旅行記

ガリバー旅行記

  • 出版社/メーカー:
  • 発売日: 2012/09/13
  • メディア: Kindle版


完訳ではないですが。ガリバー旅行記というと小人国(リリパット)が有名ですが、それにとどまらないいろいろな国の冒険と風刺が読めます。

3.『神曲』(ダンテ)

神曲 01 地獄

神曲 01 地獄

  • 出版社/メーカー:
  • 発売日: 2012/09/13
  • メディア: Kindle版


当時のキリスト教の信仰観を見られる作品ですが、文語訳で読むのが難しい、かもしれません。

4.『人形の家』(イプセン)


人形の家

人形の家

  • 出版社/メーカー:
  • 発売日: 2012/09/13
  • メディア: Kindle版



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電子書籍と紙の本

タブレットを買いました、という記事を前に書きました。それ以来、私は電子書籍も読んでいます。もちろん紙の本も。今回は、使ってみて、それぞれにどのような長所、短所があるのかをまとめてみたいと思います。どちらが良い、悪いということではありませんのでご了承ください。

なお、電子書籍を読むときに私はkindle専用のタブレットを使っているわけではありません。もし、それを使ったら、ここに挙げた課題のいくつかは解消されるのかもしれません。その点もご了承ください。

【電子書籍の長所】

1 かさばらない
これは個人的に大きな長所だと思います。紙の本は物体ですので、重さは床を圧迫し、大きさは空間を圧迫します。泣く泣く売ったり譲ったりしなければならない時が来るかもしれません(それも文化を広める点では意義があると思いますが)。しかし、電子書籍はデータのみですので、かさばりません。読むタブレット1台があれば何冊も保存できます。

2 電子書籍でしか読めない本がある

実はあるのです。世界史とはあまり関係ありませんが、私が読んでいる電子書籍にオースティン・フリーマンという推理作家の翻訳作品があります(1)。この人の作品の一部は紙の本でも読めますが、そのほかのものは電子書籍でないと今のところは読めません。読者の好みの傾向によっては、電子書籍でしか読めない本もあるようです。(逆に、電子書籍では読めない本もあるが)。





例えばこういうの。英語だったらペーパーバックでも読めるけれども。

3 すぐにダウンロードできる
紙の本だと、通販で買うにせよ、本屋さんで買うにせよ、買うまで時間がかかります。しかし、電子書籍だとダウンロードしてその場で読むことができます。

4 持ち運べる
1とも関連しますが、何冊も持ち運ぶのが電子書籍なら簡単です。何冊も本を読めそうな長旅には重宝しそうですね。

【紙の本の長所】

1 同時に何冊も広げられる
調べ物をするときには、年表と事典と本文などを同時に開いておきたいこともあります。そのような時に、紙の本ならば机の上に何冊でも広げておけます。電子書籍だと、基本的には1冊ごとの表示であり、本を切り替えるのに操作の手間がかかってしまいます。

2 いろいろな質感が伴う。
電子書籍には電子書籍の質感があるのでしょう。しかし、紙のにおいやページの手触り、ずっしり来る重さなどの感覚は紙の本独特のものです。そういったところも含めて読書好きな人は、紙の本が良いと感じられるのではないでしょうか。

3 安く買える
電子書籍は、中古になったからといって安くなることはないだろうと思います。しかし、紙の本であれば古書店などを活用し、安く手に入れることができます。

4 本屋さんの楽しみ
現在のところは、基本的には電子書籍はウェブ上で買います。他方で、紙の本は通信販売でも買えますが、実際に本屋さんに言って買うこともできます。そこでどんな本があるか一望してみたり、意外な本に出会ったりする楽しみもあります。私はあの空間そのものが好きだったりもします。

ほかにもあるでしょうが、4つずつ感じたところをあげてみました。「電子書籍派」の人も「紙の本派」の人も「使い分け派」の人も「粘土板派」の人も、よりよい読書ライフがおくれるといいですね。今年がそんな良い年になりますように。





(1)コナン=ドイルとほぼ同じころに活躍。ソーンダイク博士という法医学者探偵を生み出した。ドイルといえばホームズ(チャレンジャー教授もいるけれど)、ホームズといえばヴィクトリア女王の頃、と世界史に関する知識をあげておきます。

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まわしものではないけれど

1月1日~1月4日まで、各地のブックオフで本20%OFFのセールをやっているそうです。全国どの店舗でも、のようです(広告によると)。

108円の本もちゃんと2割引きだそうです。

私もちょこっと出かけてみようと思います。思いがけない本と出会えるとよいですね。古本屋さんは、安いだけでなく意外な出会いがあるのがよいです。

それでは、お体に気を付けて。
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新年のあいさつ

新しい年になりました。

去年ブログを訪れてくださった皆様、ありがとうございます。大いに感謝します。

今年も、美術展関連の記事、タブレット関連、本など、記事を充実させていきたいと思います。

ご笑覧くだされば、幸いに思います。

今年もよろしくお願いいたします。
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