コートールド美術館展 [展覧会などの情報]

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愛知県立美術館で開催されている「コートールド美術館展」へ行ってきました。コートールド美術館は、イギリスの美術館です。コートールド氏が集め、寄贈したコレクションを中心にした美術品の展覧会です。コートールドさんは、人々が美術に触れることをとても大切なことと考えており、そのような場を実現したかったのだそうです。

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展示されている作品は印象派~ポスト印象派の作品です。世界史の教科書にも出てくるセザンヌ、マネ、モネ、ルノワールなどの大御所の作品が一堂に会していました。

展示方法で面白いのは、画家の手紙の展示やX線を用いての制作過程の解説があったこと、1つの作品を取り上げて世界史の資料集のように詳細に解説してあったことなどがあげられます。コートールド美術館はロンドン大学に付属する美術館だそうで、さすがにいろいろな分析をしているのだなと思わされます。

今回の展示では、セザンヌの木の描写が素敵だと感じました。あまり意識したことはなかったのですが、風の揺らめきを感じさせ、動きのある風景を1枚の絵で表していました。また、ルノワールの赤っぽい色遣いは、女性だけでなく風景画でも味わうことができました。

印象派といっても、多様な作品を見ることができるでしょう。

やや混んでいましたが、作品をゆっくり見られないほどではありませんでした。日時によるところはあるかもしれませんが。

ちなみに、収蔵品展も、ムンクの版画などが多数あり、充実したものでした。


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