奇跡の芸術都市 バルセロナ [展覧会などの情報]

静岡市立美術館で開催されている「奇跡の芸術都市 バルセロナ」展へ行ってきました。バルセロナはスペインの都市です。スペインということで、ピカソなどの絵があるだろうと予想していってきました。

もちろん、ピカソやダリやミロなどの絵はあったのですが、絵だけでないのが今回の展覧会の特色の1つでした。むしろ、各時期や場所の特色ある家具やポスター、像などが目を引きました。

例えば、裕福な者たちの生活を感じさせるガウディの椅子、当時の風俗をうかがわせる演劇のポスター、虹のように輝く恐ろしく高価そうな装飾品など、明るさ、暗さ、華やかさ、などスペインの近現代のいろいろな側面を示しています。

もう1つ特筆すべきは、最後の展示室にある「スペイン内戦」に関する作品です。世界史ではピカソの「ゲルニカ」が有名ですが、本展覧会では、ピカソのフランコを風刺した作品、スペイン内戦に台を取ったピカソ以外の作品などがみられます。スペイン内戦がいかにスペインに大きなインパクトを与えていたかがわかる展示となっていました。

逆に、今回の展覧会は「ピカソ展」や「ダリ展」といったものとは違うので、それらだけを期待すると、少しイメージと違ってしまうかもしれません。

いろいろな角度からスペインの近現代を考えられる貴重な展覧会なのではないかな、と思います。そうそう、今回はお土産コーナーでチョコなどのお菓子が充実していました。食事もその国の文化をとらえるよいツールですね。

ウェブページのアドレスです。
http://shizubi.jp/exhibition/191115_02.php
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かわら美術館 [展覧会などの情報]

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先日、愛知県高浜市にある「かわら美術館」へ行ってきました。かわらが主役の珍しい美術館です。知立から碧南行きの名鉄に乗り、高浜港駅を降りると、「鬼みち」という道があるのですが、そこを歩いていくと迷うことなくたどり着けるところにあります。市をあげて美術館をアピールしているのか、いたるところでこの美術館までの距離を示す看板がみられました。

かわらの美術館には、日本の伝統的なかわら、デザイン性に富んだ鬼瓦、高浜市のかわらなどが展示、紹介されていました。世界史関連の、海外のかわらも展示されており、とても珍しいと感じました。撮影はできませんが、中国の戦国時代の「燕」のかわら、清のかわら、パガン朝遺跡のかわらなどを見ることができました。

そのほか、私が行ったときには山本良比古さんという方の展覧会が行われていました。とても細かく、日本や世界の著名な建造物を描き出した方でした。世界史で有名な建造物(万里の長城など)もありました。そこにいる人もそれぞれ個性的に描かれているので、その場所の空気も感じ取れるような作品が多かったです。

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ちなみに、高浜市はかわらのまちとして知られているということで、美術館へたどり着くまでに、以下のような風景を見ることができました。

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美術館のウェブページのアドレスです
http://www.takahama-kawara-museum.com/index.html

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