三重県立美術館 [展覧会などの情報]

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三重県立美術館へ行ってきました。特別展はこの時期は開催されておらず、常設展を見てきました。三重県立美術館は幻想的な作風のルドンなどの収集に力を入れているということを知ったからです。

常設展は300円で、二階部分での展示でした。日本画家の作家たちは、私は詳しく知りませんでしたが、いくつかの作品に感銘を受けました。夭折した画家野田英夫さんの「風景」という作品がその一つです。冬でしょうか、葉の落ちた木々が、二股に分かれた道を囲んでいる景色です。道の先に何があるかわからず、不安を掻き立てられます。また、坂本一道さんの位置関係が把握しずらい「バベル」という作品は、技巧的に見え、じっくり見るほど不思議な感覚が迫ってくる作品でした。トリックアート的です。

海外の作品では、前述したルドンのほか、ユトリロ、ブラマンク、ルオー、ルノワール等の作品が少しずつ展示されていました。またシャガールの青に出会えたことが大きな収穫の1つでした。

また、併設されている美術資料室もなかなかのものでした。各地の展覧会のパンフレットや閲覧用の資料がありました。なんとプリニウスの『博物誌』の翻訳本も置いてありました。

立地は、津駅から歩いて10分くらい、ほぼ1本道です。名古屋から快速みえで津駅まではだいたい1時間くらいです。

ウェブページのアドレスを貼っておきます
http://www.bunka.pref.mie.lg.jp/art-museum/index.shtm
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