エリック・サティとその時代展 [展覧会などの情報]

浜松市立美術館で開催されている『エリック・サティとその時代展』へ行ってきました。

サティについては不勉強であまり詳しく説明できませんが、音楽の異端児や「家具の音楽」(日常に溶け込む音楽)などのキーワードがあるようです。後者は「3つのジムノペディ」を聴いてみるとそのような気がすると思います。また、サティは奇妙な題名の曲でも知られています。『干からびた胎児』『犬のためのぶよぶよした前奏曲』とかがあるようです(1)。

本展覧会では、サティの楽譜、肖像画、サティが関与したバレエのスケッチ(ピカソも関与している)当時のポスター、雑誌絵などが展示されています。時代は、19世紀後半から20世紀前半にかけて。帝国主義から戦間期辺りとなっています。

さらに、ピアノによる自動演奏、バレエの再現映像、「スポーツと気晴らし」の紹介映像など、音楽と映像を多く盛り込んでいます。

サティを中心とした、パリの芸術界の雰囲気を伝える展覧会です。ちなみに、エリック=サティは世界史の教科書には出てきません。サティーで調べると、インドの寡婦殉死の習慣が出てきます。

ミュージアムショップでは、関連書籍、ポストカード、フランスのお菓子、CDなどが置いてありました。あまり知らなかったサティの世界に、興味を持ちました。もっと聴いてみたくなります。

ウェブページのアドレスを載せておきます。
http://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/artmuse/tenrankai0917.html



(1)この段落は飯尾洋一『クラシックBOOK』三笠書房、2007、pp.152-5、(王様文庫)を参考にした。


クラシックBOOK―この一冊で読んで聴いて10倍楽しめる! (王様文庫)

クラシックBOOK―この一冊で読んで聴いて10倍楽しめる! (王様文庫)

  • 作者: 飯尾 洋一
  • 出版社/メーカー: 三笠書房
  • 発売日: 2007/01
  • メディア: 文庫



nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。