いい間違い [本の紹介]

少し時機を逸しているかもしれないが、面白い本を読んだので、皆様に紹介したいと思います。

誰でもあるだろう。地理のテストで「ヒラヤマ山脈」と書いてしまいそうになったことが(これでは高い山どころか、平らな山である)。地理の授業で、エレベストと言ってしまいそうになったことが(きっと電気が通るベストなんだろう)。

そういった(地理に関係あるというわけではない)まちがいを集めた『言いまつがい』という本です。間違い(日本語の誤用)に目くじらを立てずに、笑いのねたにしてしまおうという本で
す。

これはとにかく笑えました。ついうっかりバスの中で読んでしまって後悔したほどです。この過ちは、良い間違いではなく、悪い間違いではありますが。

世界史や地理に関するねたも少しありました。

カトリック教会を「ちからトリック教会」と読んでしまった例や「徳川あみきち」というなぞの人物が現われてしまった例などがありました。

よく考えてみると、世界史の人名や用語はいいまつがえの宝庫です。かく言う私も多くのいいまつがえをしてきました。昔の記事にも書きましたが、ウェルギリウスの『アエネイス』を『アエイネス』だと思っていた時期が、私にもありました。

ともかくなかなかに笑わせてくれる本でした。


言いまつがい (新潮文庫)

言いまつがい (新潮文庫)

  • 作者: 糸井 重里
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2005/03/29
  • メディア: 文庫



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