古典派音楽 [近世ヨーロッパ]

われわれは「クラシック」といいますが、まさにその古典派について今日は簡単にまとめます。伊藤乾『人生が深まる クラシック音楽入門』 幻冬社 2011によりますと、「古典」とは、19世紀に成立したドイツ帝国にとって古典となりうるもので、後の時代につけられた名称だそうです。世俗音楽が発展し、テーマの提示、展開、終結のソナタ形式が確立されたのがこの時代のようです。

代表的な人物は、ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンです。


ハイドン調べてみて面白かったのが「驚愕」という曲。CDも買ってみた。一説によると演奏中に寝ている婦人をびっくりさせるためのびっくりが含まれる曲。聖書をテーマにした歌曲(オラトリオ)の「天地創造」もある。

モーツァルト若きころ「神童」として売り出されるが、暮らしは貧しく、若くしてなくなった。実は今もCD でかけているのだが、「交響曲第40番」が好きだ。個人的には哀感のある音楽がいいと思う。

ベートーヴェン世界史がらみでいえば「英雄」という曲に注目。ナポレオンを題材にした曲だ。ただベートーヴェンはナポレオンが民衆の仲間というより皇帝となったことに対し、だいぶ否定的だったようである。

参考文献伊藤乾『人生が深まる クラシック音楽入門』 幻冬社 2011.

加藤浩子(監修)『ビジュアルで楽しむ クラシック名曲案内』 学研 2006.

野宮勲 『名曲鑑賞入門』 文研出版 1978.

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コメント 6

たかと

ちょうどそこらへんの文化史をやってたところです。ベートーベンしか出て来なかった…。文化史やっぱしちょい苦手かも。人の名前出過ぎて頭狂ってました。
by たかと (2011-08-16 14:07) 

morning-trap-ice

たかと様へ
実は私も、高校時代音楽史や美術史は作品と作者がむすびつかずにがてでした。受験テク的には語呂合わせで乗り来るのも一法だが、本来はその作品に触れるのが正道。

音楽に関しては出題自体少ないうえに、その人が何派かを問うのがほとんどだろう。自習としては、資料集で絵を見るというのが平凡ながらひとつの作戦だ。本は、本屋さんに言ったときに岩波文庫の棚から聴いたことのある作品を抜き出して眺めると意外に忘れにくい。たとえば、一度読んだセルバンテスの『ドン・キホーテ』などは忘れにくいでしょう。

授業では、19世紀文学は作品のあらすじや引用を用いて授業を組み立てます。まあ、人類の偉大な遺産への入門ということで・・・。
by morning-trap-ice (2011-08-16 18:01) 

たかと

to先生
資料集は一回目終わった時のご褒美に見ようと思っています!!でも目標としている三回通りが大分危ういです。そしてドン=キホーテもあんまし読んでない…
by たかと (2011-08-17 08:37) 

とし

ベートーヴェンがナポレオンにブチギレたエピソードは有名ですねw
今日思いついたゴロ合わせ

遠くへGO!(1095年)十字軍遠征開始
by とし (2011-08-17 20:15) 

morning-trap-ice

たかと様へ
計画通りいかないのは、私もで、痛いところです。名zつ休みで3回どおりできればすごいですが、分野を絞ったり、分野ごとのやる割合にに緩急をつけるという手もあるでしょう。
by morning-trap-ice (2011-08-17 22:21) 

morning-trap-ice

とし様へ
音楽家の皆さんには、それぞれ面白いエピソードが伝えられているようですね。妙に貧しかったり、作品そのものがびっくりするようなものだったり・・・。

語呂合わせ、確かに十字軍はとても遠いものを目指しているので、その点ではイメージにあったものですね。しかし、クレルモン宗教会議が1095年で、第一回十字軍開始が1096年なので、「遠くへGO,とクレルモンで決定」のほうがいいでしょう。


by morning-trap-ice (2011-08-17 22:26) 

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