ネーミング・ナビ [本の紹介]
「なんでイスラーム世界にはイブンさんが多いんだろう」とか「司馬遷ってどこからどこまでが苗字なのさ?」とか、世界史を勉強していて名前に関する疑問に突き当たった人も多いのではないでしょうか?
今日紹介する「幻想世界ネーミングナビ」は、そんな疑問に答え、さらに雑学を与えてくれるかもしれない本です。
もともとはファンタジー作品の登場人物の名前を決めるときの参考文献なのですが、内容は世界史の視点から見ても面白いものです。
まずは、世界の各国、各地域にどのような姓名があり、それはどのような意味を持っているのかを解説しています。たとえば、中国の項目では中国に多い姓(王とか李とか)のリスト、いくつかの姓の由来解説(司馬遷の司馬は、軍職名など)。さらによくある同姓同名のリスト、名前の持つイメージなどを解説しています。諸葛孔明とか諸葛亮とかいろいろな呼び方がある理由もばっちりわかります。
その他、タイ、インド・・・と世界のかなり広い地域にわたってよくある名前やその由来、意味などを解説しています。イスラーム圏に関していえば、「アクバル=大きい」「アッバース=獅子」など、世界史登場人物の名の意味がある程度わかります。
ヨーロッパでは、同じ由来の名前が各国でどう綴りが変わるかや、キリスト教成人に由来する名前のリストなどが面白いです。たとえば使徒ペテロに由来する名前が英語ではピーター、イタリアではピエトロ、ロシアではピョートルなど、面白いです。あとはエドワードの短縮形(あだな形?)がエディーになるとか雑学が。
ただ、国によって扱いの濃淡に差があります。たとえば、サウジアラビアやイラクなどは1ページで済まされ、名前の例がほぼありません。
とはいえ、名前に関する疑問に突き当たった人、カタカナの語感にひきつけられている世界史ファン等々の方々にはよい参考文献になるのではないかと思います。
今日紹介する「幻想世界ネーミングナビ」は、そんな疑問に答え、さらに雑学を与えてくれるかもしれない本です。
もともとはファンタジー作品の登場人物の名前を決めるときの参考文献なのですが、内容は世界史の視点から見ても面白いものです。
まずは、世界の各国、各地域にどのような姓名があり、それはどのような意味を持っているのかを解説しています。たとえば、中国の項目では中国に多い姓(王とか李とか)のリスト、いくつかの姓の由来解説(司馬遷の司馬は、軍職名など)。さらによくある同姓同名のリスト、名前の持つイメージなどを解説しています。諸葛孔明とか諸葛亮とかいろいろな呼び方がある理由もばっちりわかります。
その他、タイ、インド・・・と世界のかなり広い地域にわたってよくある名前やその由来、意味などを解説しています。イスラーム圏に関していえば、「アクバル=大きい」「アッバース=獅子」など、世界史登場人物の名の意味がある程度わかります。
ヨーロッパでは、同じ由来の名前が各国でどう綴りが変わるかや、キリスト教成人に由来する名前のリストなどが面白いです。たとえば使徒ペテロに由来する名前が英語ではピーター、イタリアではピエトロ、ロシアではピョートルなど、面白いです。あとはエドワードの短縮形(あだな形?)がエディーになるとか雑学が。
ただ、国によって扱いの濃淡に差があります。たとえば、サウジアラビアやイラクなどは1ページで済まされ、名前の例がほぼありません。
とはいえ、名前に関する疑問に突き当たった人、カタカナの語感にひきつけられている世界史ファン等々の方々にはよい参考文献になるのではないかと思います。
2016-01-02 14:43
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