ジョルジョ・デ・キリコ展へ行ってきました。 [展覧会などの情報]
浜松市立美術館で開催中です。
あまり詳しくない画家でした。パンフレットを見た限り、シュルレアリスムのような感じだと思いつつ、出かけました。
確かにそういったところがありますが、それ以上でした。時代によって、画風が変わっているのです。例えば、比較的初期に「古典主義への回帰」という時代があります。この時期の静物画や肖像画はまさに写実的で、ほかの人の作品と言われれば納得してしまいそうでした。ローマやその神殿、グラディエーターなどを題材とした作品が多かったのも興味深いところです。西洋の古典といえばギリシア・ローマでしょうか。ちなみに、肖像画の顔は私が勝手に彼の絵からイメージしていた顔とは違った…。キルケゴールっぽい感じだとか思っていた。
しかし2階の展示室では一変します。新形而上絵画の登場です。イタリア広場というところを描いた作品が多いのですが、1階の写実的なものとは色合いも細かさも違っていることが見て取れます。影が異様に長いという特徴があります。うにょうにょとした太陽が登場する作品もあります。なんだかぶるっとくる作品が多いです。言いようのない奇妙さといいますか。どこか間違ったところへ迷い込んでしまった気持ちといいますか。
1階と2階の作品の対比が見ものです。ローマファンにとっても案外見どころが多いのではないかと。
ウェブページ
http://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/artmuse/
あまり詳しくない画家でした。パンフレットを見た限り、シュルレアリスムのような感じだと思いつつ、出かけました。
確かにそういったところがありますが、それ以上でした。時代によって、画風が変わっているのです。例えば、比較的初期に「古典主義への回帰」という時代があります。この時期の静物画や肖像画はまさに写実的で、ほかの人の作品と言われれば納得してしまいそうでした。ローマやその神殿、グラディエーターなどを題材とした作品が多かったのも興味深いところです。西洋の古典といえばギリシア・ローマでしょうか。ちなみに、肖像画の顔は私が勝手に彼の絵からイメージしていた顔とは違った…。キルケゴールっぽい感じだとか思っていた。
しかし2階の展示室では一変します。新形而上絵画の登場です。イタリア広場というところを描いた作品が多いのですが、1階の写実的なものとは色合いも細かさも違っていることが見て取れます。影が異様に長いという特徴があります。うにょうにょとした太陽が登場する作品もあります。なんだかぶるっとくる作品が多いです。言いようのない奇妙さといいますか。どこか間違ったところへ迷い込んでしまった気持ちといいますか。
1階と2階の作品の対比が見ものです。ローマファンにとっても案外見どころが多いのではないかと。
ウェブページ
http://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/artmuse/
2014-09-27 21:33
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